朝方、愛犬の散歩中に近所の沼の近くに車が停められているのが見えた。
農作業してる人だろうか?それとも釣りだろうか?遠くから見た感じだと、どうやら沼の方に人影が見えた。
秋田県に引っ越してきて、釣りポイントや釣り仲間を求めている自分にとっては、こんな近くにポイントあったのか!?とワクワクしながら普段の散歩コースとは違うそちらの沼へと向かった。
遠くから見ていると、身体の動きがないので、ルアーではなさそう。鮒か何かだろうかなんて思いながら、そばまで行って、軽く会釈だけして車のナンバーを見ると、なんと我が地元「土浦」ナンバー(正確には自分の地元は「つくば」なんだけど)。
これは、「話しかけねば!」と思っていたら、あちらから「この辺で、タナゴ釣れる所ありませんか?」と・・・。また、随分レアな魚種を・・・
聞けば、タナゴ釣るためにわざわざ茨城から秋田まで走ってきたらしく、しかも一度っだけではなく、何度も来ていると言ってた。「昔はこの辺もやぶだったはずなんですが、工事されたんですね・・・」なんて、私より詳しい。
「タナゴなら霞ヶ浦水系の方がいるんじゃないですか?」って逆に聞いたら、やはり昔ほど釣れなくなったらしく、また秋田には関東にいないレアなタナゴも釣れるらしく、なんと週末を利用して秋田まで来ているとの事。
私が秋田から地元のつくば市まで車で走ると、だいたい7時間くらい。ちょこちょこトイレ休憩寄りながら、割とのんびり走ってそれくらい。その方は夜中走って来るって言ってたから、もうちょっと早いのかとは思うけど、それでも週末に釣りに来るってすごい。
自宅のある仙北市から秋田市や男鹿市まで釣りに行くのが遠くてめんどくさいなんて言っている自分とは大違いだし、本当に釣りが好きならそれくらいやるんだろうな~なんて考えていた。
仕事であちこち出かけているので、タナゴがいそうなポイントは数か所伝えたけど、実際自分で釣りしたわけじゃないし、タナゴ釣れるなんて聞いた事もないのでどうだろうか。しかし、誰かが「タナゴ釣れる」なんて言っている沼なんかは、もう釣れないと思って間違いないと思う。
誰も手をつけていないようなポイントを開拓しないと、レアなタナゴは釣れないだろう。可能であれば、一級ポイントを見つけて貰って、もっと秋田に遊びに来て欲しい。
恐らく自分より少し若いくらいの男性で、もっと釣り談義(私も茨城県でタナゴ釣りしたことある)や秋田の事、茨城の事をお話したかったのだが、貴重な朝の時間をつぶしちゃ悪いので適当に切り上げて散歩に戻った。
思わぬ所で思わぬ趣味をお持ちの方とお話が出来て、朝から気分よく散歩を終えられた。なお、お話している間、足元で大人しくしていた愛犬も褒めてあげたい。(普段見慣れない人には吠えるのに、この子もだいぶお兄さんになってきたか。)
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