暑いので水辺散策その4:秋田県仙北市「抱返り渓谷」

お出かけ

にかほ市の観光も終わり、自宅に帰る事に。まだ時間も早かったこともあり、地元の抱返り渓谷へと向かった。すぐ近所なのに、私は一度も行った事がなかったので、少しワクワク。

↑の駐車場から、抱返り神社~神の岩橋を通って渓谷へと向かうのだが、ショートカットしたい場合は、直接第二駐車場まで車で向かう事も可能。でも、せっかくなら神社のお参りもしたいところ。ちなに地図上売店もあるが、実際には無かった。

遊歩道すぐそばまで車で行きたい場合は、↑の方へ。

駐車場には案内板が。特に歩くのが早いわけではないし、所々止まって写真など撮ったりしてたが、私の場合、片道30分程度だった。舗装はされていないが、急傾斜なわけでもないし、特に歩くのに苦労はしなかった。ただ、一部ぬかるんでいる所もあったので、やはりスニーカーなどの歩きやすい履物がベスト。

案内板を過ぎるとすぐに抱返り神社。無人だが、おみくじは置いてある。神社を過ぎて、吊り橋へ。

神社を過ぎればすぐに吊り橋。この吊り橋を過ぎれば第二駐車場へ。

第二駐車場にも案内看板などがある。こちらの駐車場にもトイレは整備されている。

歩道の入り口には工事フェンスがある。いろいろ説明が書かれているフェンスなので、つい足を止めてしまう。

遊歩道に入るとすぐに↑の看板。

遊歩道を進んでいくと、所々に案内看板が設置されている。道は平たんな砂利道。途中、吊り橋なんかもある。水面からはかなり離れた場所を歩く。眼下にはエメラルドグリーンの川。この綺麗な水の色には感動。

途中、一か所に湧き水ポイントがあった。水筒に汲んでいる方がいたが、そのまま飲んで大丈夫なのだろうか。ちなみに前を歩いていたペット連れのカップルが、犬にこの水を与えていた。

滝も近くなると、トンネルが数か所現れる。iPhoneのナイトモードで撮影しているので、明るく見えるが、トンネル内は足元が見えないくらい暗い。数十メートルも続くようなトンネルではないし、すぐ出口も見えているのだが、小さな子供なんかだと相当怖がると思う。正直、自分も一人では歩きたくない。

数か所のトンネルを過ぎれば、メインの回顧の滝が。

抱返り渓谷随一を誇る名所。人気の一つに四季折々に表情を変え、女性が着物を着替える様を見るようなところと、木々の合間から落下する飛瀑が荘厳と雅麗な姿で白い絹布を懸した様にも見えるところなど、名の由来からもその美しさを、何度も振りかえり見たくなる滝であります。

https://tazawako-kakunodate.com/ja/course/2

最近見た法体の滝、元滝伏流水、奈曽の白滝とは何か違う。↑の引用文よろしく、どこか美しくも見える。滝なんて、サイズの違いだけかと思っていたが、思いのほかその表情に違いがあるのだと思った。

滝を過ぎても遊歩道は続くので、先に進む。遊歩道から上った先に休憩所があるのだが、ここに上るまでの道が相当きつい。急だし、足場悪いし、ここに来て休むなら、遊歩道に設置されたベンチの方が余程良いと思う。この先通行止めになるらしいが、せっかくなので、行ける所まで進んでみた。

通行止めでなければ、このまま夏瀬温泉の方まで行けるらしいが残念。橋が修理されて通行出来るようになったら、ぜひそちらにも足を延ばしてみたい。ここの通行止め看板の直前には、飯村少年弔魂碑がある。

通行止めの看板から振り返ると、小さな階段があり、それを上ると、お地蔵さん。お参りをして、駐車場へと戻った。

駐車場そばの神の岩橋のふもとから川に降りることが出来る。本当は降りては行けない場所らしく、進入禁止の看板もあるようだが、他にも人がいたし、また進入禁止の看板に気が付かなかったので河原に落りてしまった。透明度の高い綺麗な水で、良く目を凝らして見ると、メダカが大量に泳いでいた。強酸性で魚が住めない川だと思っていたが、小さなメダカが泳いでいたので嬉しくなった。

初めて訪れた感想としては、「わざわざ遠出しなくても素晴らしい場所が近所にある!」ってこと。もちろん、元滝伏流水とかも感動したけど、この抱返り渓谷は本当に美しい場所だった。ただ残念なのは、工事のフェンスや、頭首工などの人工物が所々見られた事。エメラルドグリーンの川と遊歩道の間には水路もあり、農業用水が仙北市、大仙市、美郷町へと運ばれている。もちろんしょうがない事だが、これだけ自然が綺麗な場所に人工物が所々見えるとちょっと残念。

連休最終日の小旅行の最後の最後で近所に訪れたわけだが、思いのほか満足できた。ここなら、思いついた時にすぐ来れるので、また来たい。

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