基本的に肉料理より魚料理の方が好きなのだが、スーパーの刺身などを美味しいと思えないので、
普段の食事は簡単な肉料理が多くなってしまう。
だから、魚料理を食べたいと思ったら、ネットで情報を探していつも小旅行気分で食事に向かう。
お気に入りは男鹿の海鮮屋なのだけど、やはり車で二時間弱は遠い。
もう少し近場でないかと探していたら、駅ビルの中に発見。
秋田地魚・大かまど飯 いさばや。
秋田駅ビルトピコ一階の「秋田地魚・大かまど飯 いさばや。」へ行った。
茨城に住んでいる頃は、秋田に来るにしても、田沢湖駅、角館駅、大曲駅を利用しての新幹線移動がほとんどで、秋田駅を利用したのは数回しかない。
普段はイオンなどの郊外型のショッピングモールには良く出かけるが、こうしたこじんまりとした、天井の低い駅ビルは久しぶり。
駅ビルの中を物珍しそうに物色してから、11:30頃に店内に。それなりに賑わっていたがまだ12:00前と言うこともあり、すぐ座敷席へと案内して貰った。見渡すとカウンター席で一人で食事している方もいる。カウンター席で気軽に魚料理食べれるの良い。こんなお店が近所にあればと、つくずく羨ましくなる。
お決まりの「幻ランチ地魚定食:魚屋のやせ我慢地魚定食」があるかと聞くが、案の定売り切れと言うので、本日のお刺身定食と本日の焼魚の遅いカマ塩焼を注文。
焼魚は20分ほど時間がかかるらしい。
写真が無いメニューから料理を選ぶのは自分的にはすごく緊張するが、いざ運ばれてきた料理を見て一安心。嫌いな漬物があったが、それは嫁に渡せば問題ない。
一番困るのは、メインの刺身にキュウリなどが一緒にもられていること。気の利いたお店だと、わざわざキュウリで土手を作って、そこにワサビをもったりする。とにかく、キュウリが嫌いな私にとっては大問題。「避ければ良いじゃないか?」と思われるが、一度キュウリに触れた食材は、キュウリの味が移るので無理。箸でつかもうものなら、その箸はもう使えない。話がそれたので、元に戻すと・・・
マグロが無かったのはちょっと寂しい気もするが、なんか普段食べている刺身より上品な感じ。一緒に運ばれたきたブリは結構大きめで香ばしい香りがしていた。
そう言えば、ご飯は「白米」と「炊き込みご飯」かを選べる。純粋に魚を味わいたかったので私は白米を頼んだ。嫁は炊き込みご飯を選んだが、舞茸などが入っていて美味しいと食べていた。
「海鮮屋」比べて
味は満足のいくもので、味そのものに不満はない。とても美味しい刺身と焼魚。とても美味しいのだけど、やっぱり「うま味」は男鹿の方があるかな・・・どこまで「海鮮屋ひいき」なのかって自分でも思うが、やっぱりあそこの刺身の方がうま味は強い気がする。
そういえば、魚は美味しかったが、海老は全く味がしなかった。水っぽいというか、海老の甘味が皆無。嫁は美味しいと言って食べていたので、たまたまはずれに当たっただけかもしれない。
コスパに関しても海鮮屋に軍配が上がる。海鮮屋だと普通にあら汁とか出てくるし、しかたない。刺身も倍くらい出てくるか・・・
品揃えに関しては、比べる土俵が違う気がする。いさばやは昼間から飲み放題メニューがあったり、いろんな種類の地酒が用意されていたりと、飲み屋色が強い。一方、海鮮やは定食屋って感じなので、ここは用途の違いでしょう。
もちろん立地はいさばや。駅ビル内なので買い物ついでとかに便利。自宅から向かうにも時間的にかなり短くなる。
あとはこれも比べるのはどうかとも思うが、接客とかはいさばやかな。もちろんフレンドリーな海鮮屋のおばちゃんたちが悪いって意味ではない。しっかり席に案内してくれて、注文決まれば呼び鈴ボタン押す。そして丁寧に料理を運んできてくれるってごくごく普通の飲食店の対応なのだが・・・まあ人それぞれ好みの問題か。
ここまで立地条件以外ほぼほぼ海鮮屋推しなのだが、次回また行きたいと思うのはいさばやかな。やはり気軽に行けるってのと、他のメニューを試してみたいってのもある。焼魚定食と天ぷら定食は絶対食べたいと思っている。
感想
純粋な魚の美味しさやコスパだと海鮮屋。一方、駅ビル内という立地条件はいさばやの大きな武器。正直、どっちも捨てがたい。とりあえずは試したいメニューがあるので、いさばやに今後数回は通うかもしれないが、男鹿方面に出かけたい、行きたい場所が数か所あるので、それら小旅行のついでに海鮮屋に行くかもしれない。
甲乙つけがたし!
その後駅ビルから出て、西武の北海道物産展へ。海鮮丼とか買おうかと思っていたが、さすがに美味しい刺身を食べたあとだったので、何も買わずに家路についた。めったに秋田市内に来る事はないが、こうして出かけてみると、なかなか面白かった。
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